【動詞ごとに違う!】I don’t think/I think notどちらが正しいか・理由は?

倒置・否定・省略・強調

 

今回は「I think型の動詞を否定する際、notをどこに置くべきか?」を考えてみました。

 

実は“I think he will come. (彼は来ないと私は思う)”という文は、2通りに否定文を書くことが出来るのです。

  • I don’t think he will come.
  • I think he will not come.

 

それぞれnotの位置が違いますが、どのように意味が異なるのでしょうか? どちらがより良い文なのでしょうか?

 

今回はそんな疑問にサクッと答えてみました。

 

【まとめ】I don’t think/I think notどちらが正しいか

まずは、「I don’t think/I think notどちらが正しいか」という問いに対するざっくりした答えを下記の通りまとめてみました。

 

 

ポイント
<I think he will come.の否定>
  • I think he will come.の否定は下記の通り
  • 「①早めにyes/noをハッキリさせたい」「②notを後ろへ回すと、『~ではないと思う』と断定的で語調が強くなるので良くない」という理由から、don’t thinkの形が好まれる
  • (〇)I don’t think he will come.
  • (△)I think he will not come.

 

  • ただし、下記のような場合、上の文では「7時までずっと来るとは思わない」とおかしな意味になるので、下の文のthink notの形が好まれる。
  • (△)I don’t think he will come until seven.
  • (〇)I think he will not come until seven.

 

 

<thinkと同じようにdon’t thinkが好まれる動詞>

  • thinkと同じようにdon’t thinkが好まれる動詞は下記の通り
  • ~と思う:believe, expect, fancy, guess, imagine, suppose, suspect
  • ~のようだ:appear, seem, (be likely)

 

 

個別の詳しい説明は下記で見ていきましょう。

 

I think he will come.の否定の基本パターン

最初にI think he will come.の否定の基本パターンから確認していきましょう。

 

コチラの文を否定して、「彼は来ないとわたしは思う」という意味にする際、上のパターンの文が好まれます。

  • (〇)I don’t think he will come.(彼は来る、とわたしは思わない
  • (△)I think he will not come.(彼は来ない、とわたしは思う)

 

 

日本語だけで考えると、下のパターンの方が正しそうです。しかし、実際は上のパターンが好まれます(下のパターンもバツというわけではないです)。

 

 

理由は2つあります。

 

まず1つは、英語は早めにyes/noをハッキリさせたがる言語だということです。I think he will not come.のように、文の後半部分でnotを付けてしまうと、文全体の意味が真逆に変わってしまうので、早めに意味をハッキリさせたがる英語の性質に合わないのですね。

 

もう1つの理由は、I think he will not come.だと「彼が来ないと、わたしは思う」のように、thinkが肯定の意味で使われていると、断定的な口調になってしまうのですね。そのため、I don’t think he will come.のように、「彼が来ると、わたしは思わない」と、断定を避ける口調の方が好まれます。

 

I think he will come.の否定の例外パターン

次にI think he will come.の否定の例外パターンを確認してみましょう。

 

下記のように、「7時まで彼は来ないと思う」という文では、don’t thinkではなく、think notのパターン(後ろにnotを置くパターン)が好まれます。

  • (△)I don’t think he will come until seven.(彼が7時までずっと来る、とわたしは思わない
  • (〇)I think he will not come until seven.(彼が7時までずっと来ない、とわたしは思う)

 

 

これは日本語で考えるとわかりやすいと思います。上のパターンでは、「彼が7時までずっと来る、とわたしは思わない」という意味になりますが、これは意味がややおかしいですよね。

 

このように、文の後半部分の意味次第では、don’t thinkよりもthink notの形の方が好まれるのですね。

 

thinkと同じようにdon’t thinkが好まれる動詞

最後に、thinkと同じようにdon’t thinkが好まれる動詞のまとめです。

 

ざっくり「~と思う」「~のようだ」という意味のグループに分けられます。

 

  • ~と思う:believe, expect, fancy, guess, imagine, suppose, suspect
  • ~のようだ:appear, seem, (be likely)

 

 

 

「~のようだ」のグループについては、少し補足説明を加えておきます。

 

たとえばseemは、「SはVするようだ」を下記の2通りで表現できます。

  • S seem to V
  • It seems that S V

 

 

He seems to like apples.「彼はリンゴが好きなようだ」の否定は、原則として頭の部分に出てくるseemにnotを付けます(早めにnotで否定)。意味は「彼はリンゴが好きではないようだ」です。

  • He doesn’t seem to like apples.
  • It doesn’t seem that he likes apples.

 

 

ちなみに、likelyはbe likelyの形で使われるので、厳密に言えば形容詞です。

 

ただ、原則としてはseemと同じように2通りに書き換え可能で、早めにnotを付ける形が好まれます。

 

下記はlikelyの例文で、どちらも「彼はそのミーティングに参加しなさそうだ」という意味になります。

  • He is not likelyto attend the meeting.
  • It is not likely that he will attend the meeting.

 

おわりに

いかがでしたか? 最後にまとめを再掲しておきます。改めて目を通すと、説明がぐっと頭に入りやすくなっているはずです。

 

ポイント
<I think he will come.の否定>
  • I think he will come.の否定は下記の通り
  • 「①早めにyes/noをハッキリさせたい」「②notを後ろへ回すと、『~ではないと思う』と断定的で語調が強くなるので良くない」という理由から、don’t thinkの形が好まれる
  • (〇)I don’t think he will come.
  • (△)I think he will not come.

 

  • ただし、下記のような場合、上の文では「7時までずっと来るとは思わない」とおかしな意味になるので、下の文のthink notの形が好まれる。
  • (△)I don’t think he will come until seven.
  • (〇)I think he will not come until seven.

 

 

<thinkと同じようにdon’t thinkが好まれる動詞>

  • thinkと同じようにdon’t thinkが好まれる動詞は下記の通り
  • ~と思う:believe, expect, fancy, guess, imagine, suppose, suspect
  • ~のようだ:appear, seem, (be likely)

 

 

 

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