【実は知らない】everyとallの意味・用法の違い【まとめ】

基本単語

 

今回はeveryとallの意味・用法についてまとめてみました。

 

どちらも「全て」という意味で使われますが、意味・用法が実は大きく異なるのですね。

 

意外な意味もありますので、今回まとめてチェックしてしまいましょう!

 

everyとallの意味・用法の違いまとめ

everyとallの意味・用法の違いのまとめは下記の通りです。

 

 

ポイント

<every>

・主観的に「全て」

・3つ以上の人やモノに対して使用

・品詞は形容詞のみ

・代名詞の前には使えない

・単数扱い

 

<all>

・客観的に「全て」

・3つ以上の人やモノに対して使用

・品詞は代名詞/形容詞/副詞

・代名詞の前にも使える

・all 名詞は漠然と「全て」、all of the 名詞は限定された範囲の「全て」を表す。ofは省略可

・単数/複数扱いどちらもアリ ※

※集合的にとらえる場合は単数、個々に焦点を当てる場合は複数扱い。一般的には、モノを表す時は単数扱い、人を表す時は複数扱いになりやすい

 

 

 

意味の違いは、

・every:主観的に全て

・all:客観的に全て

という点にあります。

 

 

「そんなことみんな知ってるよ」は、”Everybody knows it.”となりますが、

これは本当に「全員」が知っているわけではないですよね。

 

客観的に「全人類がみんな知っている」と言っているのではなく、

主観的に「全員知っている」と言っている点にニュアンスの違いがあります。

 

 

その他用法の違いは、個別の例文を確認しながら見ていきましょう。

 

everyの用法

everyの用法からです。3つ以上のモノや人を指すのに使われます。

 

基本的には形容詞としてのみ使用されます。

 

形容詞

単数名詞の前で使用され、主語の位置に来たときは、常に複数形扱いです。

 

コチラが例文です。単数名詞の前で使われ、単数扱いされている点に注目です。

Every dog is a lion at home.

(誰だって内弁慶になれる =どんなイヌも家ではライオンになる)

 

He showed me every kindness.

(彼は私にありとあらゆる親切を示してくれた)

 

 

また、everybody / everythingなどは一語で名詞として使われていますが、

 

これは名詞であるbodyやthingに、形容詞であるeveryがくっつき、一つの単語になってしまったものと考えれば理解できますね。

 

 

なお、thisなどの代名詞の前にeveryは来れないので、その点要注意です。その場合は代わりにallを使います。

× Every this is a global worry.

〇 All this is a global worry.

(この全ては地球規模の懸念だ)

 

allの用法

allの用法です。3つ以上のモノや人を指すのに使われます。

 

代名詞、形容詞、副詞として使用されます。

 

単数扱いするか複数扱いするかは、文の書き手の気持ち次第です。

 

「全て」を一つの大きなカタマリとして捉えるなら単数扱い、「全て」の中の個々の構成要素へ目を向けるなら複数扱いになります。

 

代名詞

まずは代名詞の用法から。単数扱い、複数扱いどちらもあり得ます。

 

一般的には、モノを表す時は単数扱い、人を表す時は複数扱いされる傾向があります。

All is lost.

(全てはダメになった)

 

All you need is love.

(愛こそ全て =君が必要としているのは愛だ)

 

All were frightened.

(すべての人がぎょっとした)

※文語的な表現。単独で人を表す場合はeveryoneやeverybodyが好まれる

 

形容詞

形容詞としての用法です。単数形名詞、複数形名詞どちらの前でも使用されます。

 

コチラが例文です。

All children have the right to be happy.

(すべての子どもは幸せになる権利がある)

 

All Okinawa welcomed the tourists from Tokyo amid Covid-19.

(コロナの真っただ中、沖縄中の人たちが東京からの観光客を歓迎した)

 

All the milk was spilled.

(すべてのミルクがこぼれてしまった)

 

 

 

なおallは、

・all 名詞

・all of the 名詞 ※1

の2パターンの使い方があります ※2

※1 theの部分にはmyなどの冠詞に相当する語がくる

※2「all 名詞」ではallは形容詞、「all of the 名詞」ではallは名詞として使用されている

 

 

「all 名詞」は、漠然と「全ての名詞」を表すのに対し、

「all of the 名詞」は、限定された「全ての名詞」を表します。

 

theが付いている分、範囲が限定されるのですね。

 

 

下記が2つの違いを表す例文です。ofは省略されることも多いです。

All children have the right to be happy.

(すべての子どもは幸せになる権利がある ⇒子どもは人種等問わず、全員幸せになる権利アリ)

 

All of the children in Japan have the right to be happy.

All the children in Japan have the right to be happy.

(日本のすべての子どもは幸せになる権利がある ⇒日本の子どもだけに言及。他の国の子どもはどうなろうが知ったことではない、という含みがある)

 

副詞

副詞として「全く」「すっかり」という意味で使用されることがあります。

 

I am all tired.

(私はすっかり疲れきっている)

 

The holidays end all too soon.

(休みはあまりに早く終わってしまう)

 

I like him all the better for his weakness.

(彼の弱さの分、私はますます彼を好きになる)

 

 

最後のall the better for~は比較表現が関係しています。奥の深い表現なので、興味のある方はぜひ下記の記事にも目を通してみてくださいね。わかりやすく説明しています。

【徹底解明!】all the more~ because…の位置について

 

まとめ

いかがでしたか? 最後に改めてまとめに目を通してみましょう。

 

ポイント

<every>

・主観的に「全て」

・3つ以上の人やモノに対して使用

・品詞は形容詞のみ

・代名詞の前には使えない

・単数扱い

 

<all>

・客観的に「全て」

・3つ以上の人やモノに対して使用

・品詞は代名詞/形容詞/副詞

・代名詞の前にも使える

・all 名詞は漠然と「全て」、all of the 名詞は限定された範囲の「全て」を表す。ofは省略可

・単数/複数扱いどちらもアリ ※

※集合的にとらえる場合は単数、個々に焦点を当てる場合は複数扱い。一般的には、モノを表す時は単数扱い、人を表す時は複数扱いになりやすい

 

 

 

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