【決定版】病名にはaが付く/付かない?【cold/ a coldどっち?】

冠詞

 

今回は「病名にはaが付くのか/付かないのか?」をまとめてみました。

 

病名にはaが付いたり付かなかったりと、非常に紛らわしいです。

 

主な用法と「なぜaが付くのか/付かないのか」がわかるよう理由を解説してみます。サクッとまとめて理解できますよ!

 

病名にはaが付く/付かない?

「病名にはaが付く/付かない?」のまとめは下記の通りです。

 

 

ポイント

<症状 (=軽い病気)にはaを使う>

  • an allergy: アレルギー
  • a cough: 咳
  • a fever: 発熱
  • a hangover: 二日酔い
  • a heart attack: 心臓発作
  • a headache: 頭痛
  • an itch: かゆみ
  • a sore throat: のどの痛み

 

<病名にはaを使わない>

  • AIDS: エイズ
  • appendicitis: 虫垂炎
  • diabetes: 糖尿病
  • hay fever: 花粉症
  • high blood pressure: 高血圧
  • low blood pressure: 低血圧
  • pneumonia: 肺炎
  • smallpox: 天然痘
  • tuberculosis: 肺結核

 

※1 catch/get (a) cold「風邪を引く」は、aが付いても付かなくても良い

※2 have a cold「風邪を引いている」は、aが必ず付く

 

 

 

最大のポイントは、「輪郭を意識できるかどうか?」です。

 

たとえば”a dog”と言うとき、「一匹のイヌ」を思い浮かべますよね。これは、「ハッキリとした輪郭を持った一匹のイヌ」というイメージなのです。

 

※aのさらに詳しいイメージは下記の記事でわかりやすく解説しています。

【超決定版】aの意味・用法まとめ

 

ポイントは輪郭

輪郭の有無に注目しつつ、各表現を眺めていきましょう。

 

 

まずは「症状 (=軽い病気)にはaを使わない」からです。

 

軽い病気の場合、必ず「始まりと終わり」がありますよね。たとえば、「7/1に発熱が始まって、7/5に発熱が終わる」というように、輪郭が比較的はっきりしています。

 

そのため、下記の表現には原則としてaが付くのです。

 

  • an allergy: アレルギー
  • a cough: 咳
  • a fever: 発熱
  • a hangover: 二日酔い
  • a heart attack: 心臓発作
  • a headache: 頭痛
  • an itch: かゆみ
  • a sore throat: のどの痛み

 

 

 

一方の「病名にはaを使わない」では、比較的重い病名が並んでいます。

 

中には治癒するものもありますが、これらの病気は長いこと付き合っていかなければいけないのです。言い換えれば、終わりが見えにくいのです。

 

そのため、これらの表現には原則としてaが付かないのです。

 

  • AIDS: エイズ
  • appendicitis: 虫垂炎
  • diabetes: 糖尿病
  • hay fever: 花粉症
  • high blood pressure: 高血圧
  • low blood pressure: 低血圧
  • pneumonia: 肺炎
  • smallpox: 天然痘
  • tuberculosis: 肺結核

 

 

cold / a coldはどっちもアリ?

coldはやや特殊で、aが付くことも付かないこともあります。

 

これについては、まずは使われる動詞に注目してください。

 

下記はどちらも「風邪を引く」という表現です。

  • catch a cold
  • get a cold

 

 

catchは「つかまえる」、getは「とる」という意味ですね。coldをつかまえたり、とったりするイメージの表現です。

 

つまり、「風邪を引いていない ⇒ 風邪を引いている」という動きがある表現なのです。

 

 

風邪は引いても治るものなので、「始まりと終わり」があります。

 

 

ただ、「風邪をつかまえる/とる」という動きには、輪郭を描きづらいこともあります。動きがあるため、定まった輪郭が描きづらいからです。

 

そのためaが付くことも、付かないこともあるのです。

 

 

 

 

一方、下記の「風邪を引いている」という表現では、必ずaが付きます。

  • have a cold

 

 

coldをhave「持っている」というのがこの表現の直訳ですが、have a coldは「風邪を引いている」という状態を意味する表現なのですね。

 

状態なので動きはあまり感じられません。つまり、「始まりと終わりがある風邪という状態」が連想しやすいので、aが必ず付くのですね。

 

まとめ

いかがでしたか? 最後に改めてまとめを再掲します。

 

ポイント

<症状 (=軽い病気)にはaを使う>

  • an allergy: アレルギー
  • a cough: 咳
  • a fever: 発熱
  • a hangover: 二日酔い
  • a heart attack: 心臓発作
  • a headache: 頭痛
  • an itch: かゆみ
  • a sore throat: のどの痛み

 

<病名にはaを使わない>

  • AIDS: エイズ
  • appendicitis: 虫垂炎
  • diabetes: 糖尿病
  • hay fever: 花粉症
  • high blood pressure: 高血圧
  • low blood pressure: 低血圧
  • pneumonia: 肺炎
  • smallpox: 天然痘
  • tuberculosis: 肺結核

 

※1 catch/get (a) cold「風邪を引く」は、aが付いても付かなくても良い

※2 have a cold「風邪を引いている」は、aが必ず付く

 

 

冠詞も意味をよくよく考えれば奥深いですね。

 

theやaについては下記の記事でザクっとまとめていますので、ぜひあわせてお読みください。これを読めば世の中のthe/aの80%程度は理解できるようになりますよ。

【超決定版】theの意味・使い方まとめ

【超決定版】aの意味・用法まとめ

 

 

 

なお、冠詞についてさらに詳しく学びたい方には、aとtheの底力 — 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界がおススメです。

 

わたしが今まで読んだ冠詞系の本の中で、一番わかりやすい&本質に迫った説明がなされていると感じました。一般の書店にはあまりないのですが、ぜひ一度お読みすることをおススメします。

 

 

それでは!

 

 

 


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