今回はhearの主な用法をまとめてみました。
この記事を読めば、
- hear S+V
- hear O+C
- hear of~
- hear about~
の違いがサクッとわかります。
特にhear S+Vとhear O+Cは英作文でもよく間違えるポイントです。サクッと確認していきましょう!
hear S+V、hear O+C、hear of~、hear about~の違いまとめ
hear S+V、hear O+C、hear of~、hear about~の違いまとめは下記のとおりです。
- hear S+V: S+Vと耳にする、うわさに聞いている(間接的)
- hear O+C: OがCするのが聞こえる*(直接的)
- hear of~: ~について聞く
- hear about~: ~について聞く(くわしく)
* Cの部分にはV/Ving/Vp.p.のどれかが入る
これだけだとイマイチわからないと思います。例文を交え、さらに詳しく見ていきましょう!
hear S+V、hear O+Cの違い
hear S+V、hear O+Cの違いからです。
hear S+Vの形では、実はthatが隠れています。省略されることが多いのですが、S+Vの間にthatが挟まれているのですね。think that S+Vやknow that S+Vと同じように、「S+Vということ」という塊を導き出す接続詞のthatです。
thatが挟まっている分、「間接的に聞いている」というニュアンスになります。したがって、「hear S+V: S+Vと耳にする、うわさに聞いている」という意味になるのですね。
例文はコチラです。
I hear Mary will move to Boston.
(私はメアリがボストンに引っ越すと聞いています)
一方、hear O+Cの形では、間にthat等を挟まず、聞く内容が直接後ろに来ます。
そのため、目の前で起きていることを「直接的に聞いている」というニュアンスになります。したがって、「hear O+C: OがCするのが聞こえる」という意味になるのですね。
なお、Cの部分にはV/Ving/Vp.p.のいずれかが置かれますが、それぞれ下記のように意味が変化します。
- V: Cするのが聞こえる
- Ving: Cしているのが聞こえる
- V: Cされるのが聞こえる
例文はコチラです。
I heard him call my name.
(私は彼が私の名前を呼ぶのが聞こえた)
I heard him calling my name.
(私は彼が私の名前を呼んでいるのが聞こえた)
I heard my name called by him.
(私は私の名前が彼によって呼ばれるのが聞こえた)
hear of~、hear about~の違い
次にhear S+V、hehear of~、hear about~違いです。
通例、hear aboutの方が詳しい内容、具体的内容を後ろに伴うことが多いです。
例文はコチラです。
I heard about his death.
(私は彼の死について聞いた)
I have never heard of such a custom.
(私はそんな習慣について聞いたことはない)
ちなみに、これもof/aboutが挟まれているので、hear that S+Vと同じように、「話に聞いている/うわさに聞いている」と「間接的に聞いている」というニュアンスになっていますね。
おわりに
いかがでしたか? 改めてまとめを見てみましょう。頭にぐっと残りやすくなりますね。
- hear S+V: S+Vと耳にする、うわさに聞いている(間接的)
- hear O+C: OがCするのが聞こえる*(直接的)
- hear of~: ~について聞く
- hear about~: ~について聞く(くわしく)
* Cの部分にはV/Ving/Vp.p.のどれかが入る
今回のhearのみならず、seeやlisten to、feelなどの感覚系の動詞は、hear O+Cと同じ形をとれることが多いです。超頻出の形なので、知らなかった方は、ぜひ下記の記事をお読みくださいね。5分程度でサクッと読めますよ!
【知覚動詞と使役動詞とは】原形不定詞、現在分詞、過去分詞の使い分けまとめ
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