【意外と知らない】否定文でtoo/alsoが使えるパターンとは

倒置・否定・省略・強調

 

今回は否定文でtoo/alsoが使われるパターンを紹介してみたいと思います。

 

通常too/alsoは否定文では使われないのですが、一体どのように使われるのでしょうか? また、どのような意味になるのでしょうか?

 

超わかりやすく解説してみました!

否定文でtoo/alsoが使えるパターンまとめ

まずは、否定文でtoo/alsoが使えないパターン/使えるパターンをザクっとまとめてみましょう。

 

 

ポイント

<否定文でtoo/alsoが使えないパターン>

  • not too/alsoの語順のとき
  • その場合は、not eitherを使用する

 

<否定文でtoo/alsoが使えるパターン>

  • too/also notの語順のとき
  • ただし、not eitherの方が普通

 

 

それぞれのパターンについて、下記で詳しく見ていきましょう。

 

否定文でtoo/alsoが使えないパターン

too/alsoは「~もまた」という意味になりますが、「~もまた…ではない」という否定の意味にする際は、原則としてnot eitherの形にします。

 

通常、notは文の右側を否定するのですが、alsoやtooをnotの右側に置くことは出来ないのですね。代わりにeitherを使用し、not eitherの形にします。

 

 

例文はコチラです。notがあるパターンでは、notとalso/too/eitherの位置関係に注目してください。

<肯定文>

〇:I am also a teacher.

〇:I am a teacher, too.

(私もまた先生だ)

 

<否定文>

×:I am not also a teacher.

×:I am not a teacher, too.

〇:I am not a teacher, either.

(私も先生ではない)

 

ちなみに、notとeitherだけでなく、allやbothなどとの位置関係、それぞれの意味について下記の記事でまとめています。英作文だけではなく、英文読解の際も必須の知識で結構奥が深いですが、5分程度で読めるのでぜひ。

【決定版】all notは全否定か部分否定か?【「全否定/部分否定」表現まとめ】

 

否定文でtoo/alsoが使えるパターン

上記で見たように、not too/alsoの語順は不可です。なぜなら、この語順にする際はnot eitherとするのが一般的だからです。

 

しかし、too/also notという語順は許容され、「~もまた…ではない」とnot eitherと同じ意味になります。

 

notは右側を否定するのですが、too/alsoをnotの左側に置くことで、notの影響力から逃れることが出来るのですね。その結果、too/alsoの使用が許容されることになるのです。

 

 

その場合の例文は下記の通りです。tooの場合は文の途中にカンマで挟む形になります。

〇:I am also not a teacher.

〇:I am, too, not a teacher.

(わたしもまた先生ではない)

 

〇:I also did not read the book.

〇:I, too, did not read the book.

(わたしもまたその本を読んでいない)

 

 

ただ、この形は文法的に一応許容されているだけで、not eitherを使用する方が普通だということも頭の中に置いておきましょう。自分で作文する際は、積極的に使わない方が良いと思います。

 

まとめ

いかがでしたか? 最後にまとめを再掲しておきます。改めて目を通すと、頭にスッと入ってくると思います。

 

ポイント

<否定文でtoo/alsoが使えないパターン>

  • not too/alsoの語順のとき
  • その場合は、not eitherを使用する

 

<否定文でtoo/alsoが使えるパターン>

  • too/also notの語順のとき
  • ただし、not eitherの方が普通

 

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