今回はthingとstuffという単語の意味の違いをまとめてみました。
どちらも「こと、もの」という意味を持つのですが、実は結構明確な違いがあります。
一体どのような違いがあるのか? サクッと確認していきましょう!
thingとstuffという単語の意味の違い
thingとstuffという単語の意味の違いは下記の通りです。
ポイント
- thing: 数えられるモノ・コト(=可算名詞扱い)
- stuff: 数えられないモノ・コト(=不可算名詞扱い)
※ stuffは「物質・食料」を原義に持つ
一番大きな違いは、thingは数えられるモノ・コトを指すのに対し、stuffは数えられないモノ・コトを指す点です。
thingは”a thing”や”things”のような形で使われ、数えられる一般的なモノ・コトを意味します。
一方のstuffは、通常不可算名詞扱いなので、aや-sは付きません。
主に、
- 輪郭がはっきりしない漠然としたコト・モノ
- 食べ物、飲み物
- 荷物
- 材料
- 才能
といった意味を持ちます。
鋭い方はお気づきかもしれませんが、stuffが持つ意味のほとんどは、通常不可算名詞扱いする名詞の意味と被っています。
特に、
- 食べ物、飲み物 ⇒食べ物・飲み物はいくらでも分裂可能なので数えても仕方ない。つまり不可算名詞扱いになりやすい
- 荷物 ⇒荷物は全部まとめて1つのカタマリと認識するので、通常不可算名詞扱い
- 材料 ⇒いくらでも分裂可能なので数えても仕方ない。つまり不可算名詞扱いになりやすい
などは、典型的な不可算名詞の仲間です。
不可算名詞になりやすい名詞の性質については、「なぜそうなるのか?」を下記の記事でもう少し詳しく説明しています。とても面白い&サクッと理解できるので、ぜひお読みくださいね。
なお、冠詞についてさらに詳しく学びたい方には、aとtheの底力 — 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界がおススメです。
わたしが今まで読んだ冠詞系の本の中で、一番わかりやすい&本質に迫った説明がなされていると感じました。一般の書店にはあまりないのですが、ぜひ一度お読みすることをおススメします。
おわりに
いかがでしたか? 少し難しいthingとstuffの話でした。
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