今回はbutの中でも、「しかし(逆説)」以外の意味を持つ用法についてまとめてみたいと思います。
知らなかった…
わかりやすくまとめてありますので、サクッと理解できますよ!
butの「しかし」以外の意味まとめ
butの「しかし」以外の意味まとめです。
- 接続詞:名詞節that~not
- 接続詞:名詞節that~
- 疑似関係代名詞:関係代名詞that~not
- 前置詞:~以外
- 副詞:ほんの、たった
よくわからん…
具体的には、例文とセットで確認していきましょう!
butの「しかし」以外の例文 -接続詞/関係詞/前置詞/副詞
例文付きで詳しく見ていきましょう。
接続詞:名詞節that~not
接続詞として使われ、
- but = that~not
となることがあります。
古風な言い方なので、現代ではあまり使用されません。
I am not sure but he may fail.
= I am not sure that he may not fail.
(わたしは彼が失敗しないということを確信していない
⇒意訳:彼は失敗するかもしれない)
Who knows but it is true?
= Who knows that it is not true?
(それが本当ではないということを誰が知っているだろう)
接続詞:名詞節that~
接続詞として使われ、
- but = that
となることがあります。
古風な言い方なので現代ではあまり使用されません。
I don’t doubt but you will succeed.
I don’t doubt that you will succeed.
(成功することは間違いない)
疑似関係代名詞:関係代名詞that~not
関係代名詞として、
- but = that~not
となることがあります。
一見関係代名詞のようには見えないので「疑似」関係代名詞と呼んでいるわけですね。これもやや古風な表現です。
There is nobody but loves him.
= There is nobody that does not love him.
(彼を愛していない人は誰もいない)
“nobody”という先行詞を、
but loves him (= that does not love him)というカタマリが修飾していますね。
「彼を愛さない⇒人(はいない)」という関係です。
前置詞:~以外
前置詞として、
- ~以外
という意味になることもあります。
Everyone but him was tired.
Everyone but he was tired.
(彼以外みんな疲れていた)
※butの後ろがheになっているパターンでは、butは接続詞と解釈することも出来る
There is no choice but to marry her.
(彼女と結婚する以外、選択肢はない)
He could not but laugh.
(彼は笑わないではいられなかった
= 彼は笑う以外出来なかった)
なお、butの後ろがto V (to marry)になるのか、V (laugh)になるのかには、ハッキリとした法則が存在します。下記の記事でサクッと説明しているので、ぜひそちらをお読みくださいね。
※【すぐわかる法則】but「~以外」の後ろはtoV / Vどっち?
副詞:ほんの、たった
副詞として、
- ほんの、たった
という意味になることもあります。
He is still but a child.
(彼はまだほんの子供だ)
おわりに
いかがでしたか? 一見ムズかしそうな文法も、シンプルに理解すればサクッと理解できますね!
本記事がみなさんのお役に立てたのであれば嬉しいです。
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