今回は助動詞needと一般動詞needの違いと、”didn’t need to”と”need not have Vp.p.”の違いについて説明してみたいと思います。
特に、時制が過去にずれた際は
- didn’t need to:~する必要はなかった
- need not have Vp.p.:~する必要はなかったのに
と和訳されますが、表面的な日本語以上の違いが両者にはあります。
一体何が違うのか?
わかりやすくサクッと説明してみました!
【助動詞/一般動詞need】”didn’t need to”と”need not have Vp.p.”の違い
助動詞/一般動詞needの違いは下記のとおりです。まずは全体像にざっと目を通してみましょう。
<助動詞/一般動詞needの基本的な違い>
- 助動詞は”need V”の形で使用、一般動詞は”need to V”の形で使用
- 意味は「Vする必要がある」でどちらもほぼ同じと考えてよい
- ただし、助動詞は原則「否定文/疑問文」のみで使用。一般動詞は「肯定文/否定文/疑問文」で使用可能
<過去の意味での違い>
- didn’t need to:~する必要はなかった ⇒実際にその行為をしたかどうかは不明
- need not have Vp.p.:~する必要はなかったのに ⇒実際にその行為をした
これだけ見てもわからないですね!
以下で例文付きで具体的に見ていきましょう!
助動詞/一般動詞needの基本的な違い
助動詞/一般動詞needの基本的な違いから見ていきます。
助動詞は”need V”の形で使用し、一般動詞は”need to V”の形で使用します。意味はほぼ同じと考えてよいです。
ただし、助動詞の方は、「否定文/疑問文」でしか使えないという制約があるので要注意です。一方の一般動詞は、「肯定文/否定文/疑問文」の全てで使えます。
例文はこちらです。
<肯定文>
You need to study hard.
You need study hard.(君は一生懸命勉強する必要がある)
<否定文>
You don’t need to study hard.
You need not study hard.
(君は一生懸命勉強する必要はない)
<疑問文>
Do you need to study hard?
Need you study hard?
(君は一生懸命勉強する必要あるの?)
過去の意味での違い
次に、過去の意味での違いを見ていきます。こちらは意味がかなり変わるので要注意です。
例文はコチラです。
You didn’t need to do your homework.
(君は宿題をする必要はなかった)
You need not have done your homework.
(君は宿題をする必要はなかったのに)
didn’t need toは単に「宿題をする必要はなかった」と言っているだけで、「あなた」が実際に宿題をしたかどうかは不明です。
一方、need not have Vp.p.は「宿題をする必要はなかったのに」と言っており、「あなた」は実際は宿題をしてしまっているのですね。つまり、過去の現実に反する話をしているのです。
日本語だけ見ていると一見細かい違いですが、実はかなり大きな差異があるのですね。
まとめ
いかがでしたか? 最後に改めてまとめに目を通してみましょう。グッと理解が進んでいるはずです!
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