今回は“didn’t need to”と”need not have Vp.p.”の違いについて説明してみたいと思います。
両者はよく
- didn’t need to:~する必要はなかった
- need not have Vp.p.:~する必要はなかったのに
と和訳されますが、表面的な日本語以上の違いが両者にはあります。
一体何が違うのか? わかりやすくサクッと説明してみました。
“didn’t need to”と”need not have Vp.p.”の違い
“didn’t need to”と”need not have Vp.p.”の違いは下記の通りです。
- didn’t need to:~する必要はなかった ⇒実際にその行為をしたかどうかは不明
- need not have Vp.p.:~する必要はなかったのに ⇒実際にその行為をした
実際の例文付きで見ていきましょう。
You didn’t need to do your homework.
(君は宿題をする必要はなかった)
You need not have done your homework.
(君は宿題をする必要はなかったのに)
didn’t need toは単に「宿題をする必要はなかった」と言っているだけで、「あなた」が実際に宿題をしたかどうかは不明です。
一方、need not have Vp.p.は「宿題をする必要はなかったのに」と言っており、「あなた」は実際は宿題をしてしまっているのですね。つまり、過去の現実に反する話をしているのです。
日本語だけ見ていると一見細かい違いですが、実はかなり大きな差異があるのですね。間違いやすい点なので、これを機会にぜひチェックしてくださいね!
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