今回はmakeとgetが持つ意外な意味についてまとめてみたいと思います。
実はmakeやgetは第1文型から第5文型まで異なる意味を持つのです。
「全然知らなかった!」という意味もいくつかあると思いますが、これを機にチェック出来たら良いですね!
makeの文型ごとの意味まとめ
makeが持つ文型ごとの意味をまとめてみましょう。
- 第1文型(SV):~へ向かう(主にmake forの形で)
- 第2文型(SVC):Cになる/Cの状態になる
- 第3文型(SVO):~を作る(メインの意味は「作る」だが、その他様々な意味にもなる)
- 第4文型(SV ヒト 物):人にモノを作ってあげる(make 人 モノの形で)
- 第5文型(SVOC):OをCにする/OにCさせる(make O Cの形で)
なぜ文型ごとに意味をまとめたかと言うと、どんな動詞でも、文型ごとにざっくり意味が決まってくるからです。
例えば、
- 第1文型(SV):移動/存在系の意味
- 第2文型(SVC):SはCだ/Cであるという関係が成立(S=C)
- 第3文型(SVO):動詞により異なる。これは個別に覚える
- 第4文型(SV ヒト 物):「人にモノを与える」という意味
- 第5文型(SVOC):OはCだ/するという関係が成立(O=C)
です。
第1文型から順に、例文で見ていきましょう。文型ごとの意味に注目してください。
1:Tom made for the destination.
(トムは目的地へ向かった ⇒移動系)
2:Tom has made a fine teacher.
(トムは素晴らしい先生になった ⇒「トム=素晴らしい先生」という関係が成立)
3:Tom made a sweater.
(トムはセーターを作った)
4:Tom made Mary a sweater.
(トムはメアリにセーターを作ってあげた ⇒「人にモノを作ってあげる」という関係が成立)
5:Tom made Mary happy.
(トムはメアリを幸せにした ⇒「メアリ=幸せ」という関係が成立)
getの文型ごとの意味まとめ
次はgetの文型ごとの意味をまとめてみたいと思います。
ここまでくれば、知らない表現があったとしても、意味の予想は付くハズです。
文型の威力を体感しつつ、下記の意味をチェックしてくださいね。
- 第1文型(SV):~に到着する(主にget toの形で)
- 第2文型(SVC):Cになる/Cの状態になる
- 第3文型(SVO):~を手に入れる(メインの意味は「得る」だが、その他様々な意味にもなる)
- 第4文型(SV ヒト 物):人にモノを手に入れてあげる(give 人 モノの形で)
- 第5文型(SVOC):OをCにする/OにCさせる(get O Cの形で)
第1文型から順に、例文で見ていきましょう。文型ごとの意味に注目してください。
1:Tom got to the destination.
(トムは目的地へ到着した ⇒移動系)
2:Tom got angry.
(トムは怒った ⇒「トム=怒った状態」という関係が成立)
3:Tom got a sweater.
(トムはセーターを手に入れた)
4:Tom got Mary a sweater.
(トムはメアリにセーターを手に入れてあげた ⇒「人にモノを手に入れてあげる」という関係が成立)
5:Tom got Mary happy.
(トムはメアリを幸せにした ⇒「メアリ=幸せ」という関係が成立)
まとめ
いかがでしたか? 以上、make/getの文型ごとの意味でした。
make/getだけではなく、文型ごとの特徴はあらゆる動詞に当てはまります。この記事を通じ、文型の威力を伝えられたのであれば幸いです。
- 第1文型(SV):移動/存在系の意味
- 第2文型(SVC):SはCだ/Cであるという関係が成立(S=C)
- 第3文型(SVO):動詞により異なる。これは個別に覚える
- 第4文型(SV ヒト 物):「人にモノを与える」という意味
- 第5文型(SVOC):OはCだ/するという関係が成立(O=C)
なお、下記では第4文型に特化した記事も書いています。文型の観点から英語の世界をのぞいてみると、効率的に色々覚えることが出来るので、結構面白いですよ。
コメント
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