【本質理解】前置詞withのコアイメージ/意味まとめ -例文付

前置詞

 

今回紹介するのは前置詞withです。

 

 

一体どのような意味・コアイメージを持っているのでしょう?

 

図入りでわかりやすく説明します!

 

withのコアイメージは「一緒に」

withはagainst「~に対して」が語源になっています。

 

「~に対して」ということは、見方を変えればその相手とずっと「一緒に」いるわけです。

 

そこから、withは一緒にくっついているイメージを持つようになりました。

 

 

 

このことから、次のような意味に派生していきます。

 

withの意味まとめ
  1. 「~に対して」
  2. 「~と一緒に」
  3. 「調和」
  4. 「所有」
  5. 「身につけて(携帯)」
  6. 「~で(道具)」
  7. 「~に関して」
  8. 「理由」
  9. 「付帯状況」

 

それぞれの使われ方を、例文付きで個別に見ていきましょう!

 

withの用法

コアイメージをつかんだところで、withの用法を個別に見ていきましょう。

 

「~に対して」

「~に対して」という用法をまずは見てみましょう。

 

I competed with him for the prize.

(わたしは彼と(=彼に対して)その賞を争った)

 

I fought with him.

(わたしは彼に対して戦った)

 

「~と一緒に」

「~と一緒に」という用法をまずは見てみましょう。

 

I went to school with Bob.

(わたしはボブと一緒に学校へ行った)

 

「調和」

一緒にいるというコトは、二つの人やモノは「調和」していますよね。

 

Red wine goes with meat.

(赤ワインは肉とよく合う)

 

「所有」

一緒にいるというコトは、なにかを「所有」しているというコトですね。

 

There is a girl with blue eyes.

(青い眼をした女の子がいる = 女の子が青い眼を所有している)

 

He provided the children with milk.

(子供たちに牛乳を提供した = 子どもたちが牛乳を所有する状態になる)

 

「身につけて (携帯)」

一緒にいるというコトは、なにかを「携帯」しているというコトもありますね。

 

I have no money with me.

(私はお金をもっていない = 私と一緒にお金がない)

 

 

ちなみに、

  • I don’t have money.
  • I don’t have money with me.

では持つニュアンスが結構ハッキリ異なります。

 

「え? マジ?!」という方は、ぜひぜひ下記の記事もお読みくださいね。

参考:I don’t have money.とI don’t have money with me.の違いとは?

 

「~で (道具)」

何かと一緒にいれば、それを「道具」として使うことにもつながりますね。

 

He broke the window with a hammer.

(彼はハンマーで窓を壊した)

 

I shot deer with a bow and arrow.

(わたしは鹿を弓矢で撃った)

 

「~に関して」

一緒にいれば、「~に関して」という意味にもなりますね。

 

 

上の例文は特にわかりやすいと思います。

 

「あなたと一緒に困ったことある?」⇒「あなたに関して困ったことある?」という連想です。

What’s wrong with you.

(何かお困りですか = あなたに関して何が困っていますか)

 

Is there anything to do with respect to this matter?

(この件に関して、何かすべきことはありますか?)

* with respect to~で「~に関して」という意味になります

 

I have nothing to do with the matter.

(わたしはその件と何の関係もない = その件に関して

* have nothing to do with~で「~と何の関係もない」という意味になります

 

「理由」

一緒にいるほど近くにいれば、それが何らかの「理由」になることもありますね。

 

He was trembling with cold.

(彼は寒さで震えていた = 寒さが理由で)

 

 

「彼」が「寒さ」と一緒にいるので、

「寒さが理由で震える」ことにつながりますね。

 

「付帯状況」

with A Bの形で、「AがBの状態で」「AがBしながら」という意味になります。

 

with以下の状況を伴って何かが起こるので、「付帯状況」と呼ばれています。

 

Don’t speak with your mouth full.

(口にモノを入れて話すな = 口が一杯の状態で)

 

She sat with her legs crossed.

(彼女は脚を組んで座った = 脚が組まれた状態で)

 

She sat with tears falling.

(彼女は涙を流しながら座った = 涙が流れる状態で)

 

おわりに

withの意味は多岐に渡りますが、「一緒に」というイメージを持っておくと、理解が楽になります。

 

ぜひぜひ、根幹のイメージを大切にしたうえで、様々な用法を身につけてくださいね!

 

コメント

  1. […] 参考:【本質から理解!】前置詞withのイメージとは […]

  2. […] 参考:【本質から理解!】前置詞withのイメージとは […]

  3. […] 【本質から理解!】前置詞withのイメージとは […]

  4. […] 【本質から理解!】前置詞withのイメージとは […]

  5. […] した(参考:【本質から理解!】前置詞withのイメージとは) […]