今回は“priv”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“priv”を含む英単語まとめ
privには、
- priv: 単独の (alone)
というイメージがあることを意識してください。
「private: 私用の、個人的な、内輪の」や「privacy: プライバシー、私的な自由、秘密」は日本語にもなじんでいる表現ですね。「単独の」というイメージ通りの単語です。
また、「privilege: 特権」は「個人にだけ単独で適用される法律⇒その人だけの特権」というイメージです。
- pri: 単独の
- leg: 法律(= legal)
このように「priv: 単独の」というイメージを意識しつつ、下記の単語に目を通してみてくださいね。
- privacy: プライバシー、私的な自由、秘密(「cy: 単語を名詞化」)
- private: 私用の、個人的な、内輪の(「ate: 単語を形容詞化」)
- privately: ひそかに(「ly: 単語を副詞化」)
- privation: 不足、不自由、喪失、欠如(「ion: 単語を名詞化」)
- privilege: 特権(「leg: 法」)
- privileged: 特権のある、特権的な
- privy: 私用の、内密の、秘密などに通じている
- deprive: ~を奪う(「de: 分離/否定」)※
- deprived: 恵まれない、人並みの生活をしていない(「the deprived: 恵まれない人々」)
- deprivation: 欠乏、欠如、はく奪(「ion: 単語を名詞化」)
※ 「deprive A of B: AからBを奪う」のように、前置詞ofを使用します。前置詞ofには分離の意味があるのですね。興味のある方はコチラの記事(【本質から理解!】前置詞ofのイメージとは?)をどうぞ。役に立つ&5分程度で読めますよ。
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabularyは全て英語での記述となりますが、記述がかなり充実していて、英語が比較的平易なので読みやすいです。なるほどと思わせる記述も多いです。
Merriam-Webster’s Vocabulary Builderも英語での記述ですが、やはり充実しています。英語が少し難しいので、中~上級者用でしょう。
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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