【決定版】代名詞oneの用法を元東大生&現役講師が徹底解説【使用法は全部で5種類】

英文法

 

今回は前回に引き続き、代名詞oneのお話をしてみましょう。

 

<前回記事>代名詞itとoneの違い【死ぬほどわかる英文法】

 

 

この代名詞oneですが、使っても良いとき/使ってはいけないときがきちんと決まっています。

 

今回はそのパターンを確認していきたいと思います。

 

なんかごちゃごちゃしてそう…

 

死ぬほどわかりやすく説明するので大丈夫!

 

代名詞oneの全体像 -全部で5種類

代名詞oneの用法はざっくり5種類に分けられます。

 

代名詞oneの用法まとめ
  1. one単独
  2. a 形容詞 one
  3. 形容詞 ones
  4. these ones (those ones), this one (that one)
  5. the one, the ones 

 

全部で5種類…

ぱっと見ただけじゃわからない…

 

順番に見ていきましょう。

 

one単独

まずはoneが単独(前の方にtheやら形容詞やらが付かない場合)で使われる場合です。

 

前回記事でも取り上げましたが、oneが単独で使われるとき、

oneは可算名詞の単数形を指します。

 

 

例文で見てみましょう。

 

I lost a pen, and I have to buy one (= a pen).

わたしはペンを失くしたので、ペンを買わなければいけない。

 

ここで、oneは1本のペン(=a pen)を指しています。

 

「わたしはa penを失くした」とありますが、もう一度his penと繰り返すのはまどろっこしいので、繰り返しを避けるため、oneという表現を使っているわけです。

 

 

そして、a penが単数形であることに注目ですね。

 

単数形だから、oneで指すことが出来ているんです。

one単独で指すことが出来るのは、可算名詞の単数形だけですから。

 

 

注意すべき点は、oneが単独で使われた場合、

  • 可算名詞の複数形は指すことが出来ない
  • 不可算名詞は指すことが出来ない

ということです。

 

 

なぜ可算名詞複数形、不可算名詞を指すことが出来ないか?

それは、oneの成り立ちを考えれば一発でわかります。

 

 

oneというのはone, two, three…と、数をかぞえるときの表現で、「一つ」という意味ですね。

 

「一つ」なので、可算名詞の複数形を指せたらおかしいですね。

だって、複数形は「二つ以上」あることを意味しているんですから。

 

 

不可算名詞を指せないのも同じことです。

 

不可算名詞というのは、「数えられない」名詞であるわけなので、

「一つ」という意味との相性がとても悪いのです。

 

a 形容詞 one

代名詞のoneですが、形容詞とセットで、a 形容詞 oneという使い方も出来ます。

 

例文を見てみましょう。

I lost a pen, and I have to buy a new one (=a new pen).

わたしはペンを失くしたので、新しいペンを買わなければいけない。

 

「one単独」との違いは全部で二つ。

  • 「new (新しい)」という形容詞が加わったこと
  • 「a (一つ)」という冠詞が加わったこと

です。

 

この場合、よくある間違いがnew oneとしてしまうこと。aを忘れちゃいけないんです。

a new oneとしなければならないのです。

 

「one単独」では”a pen = one”だったよね??

“a one”とはしなかったじゃん!

 

 

ただ、例文のかっこ内を見てください。今回は“a new pen = a new one”なんですね。

 

このoneは繰り返しを避けるための表現ではあり、元の形はなるべく崩さないように出来ているのです。

 

a new penを、new oneとしてしまったら、パッと見の形ではaがどこかへ消えたようにも見えてしまいます。

 

そこで、a new oneとすることで、a new penという元の形を維持した、ということになるのです。(もう少し正確な言い方をすると、”one”は”pen”だけを受けています)

 

形容詞 ones

形容詞とセットで、形容詞 onesという使い方もできます。

 

ポイントは、onesが可算名詞の複数形を指しているということです。

I lost pens, and I have to buy new ones (=new pens).

わたしは複数のペンを失くしたので、複数の新しいペンを買わなければいけない。

 

 

もともとは、単数形を受けるからoneを使っていたわけです。それがなんと、oneの語尾にsをつけて無理やり複数形に出来てしまうのです。

 

onesという形で無理やり複数形にしちゃうとは…

なんでもアリだなあ。

 

 

ただ、ここで注意してほしいのは、ones単独では使えないということです。

必ず形容詞 onesの形で使ってください。

 

oneが単数形の時は、単独で使えたのに…

 

these ones (those ones), this one (that one)

oneやonesの直前につけられる単語って、

形容詞の他になにがあるの?

 

 

ズバリ、these (those)やthis (that)、theを付けることも出来ます。

 

 

まずは、「これ、あれ」などの意味を持つthese (those)やthis (that)からいってみましょう。

theseは「これらの」、thoseは「あれらの/それらの」という意味で、thisやthatの複数形です。

 

I lost pens, and I bought these ones (=these pens).

わたしは複数のペンを失くしたので、これらのペンを買った。

 

 

theseやthoseをそのまま頭にくっつけたのがthese ones, those onesです。

 

theseやthoseは複数形ですので、後ろのoneも、ones(複数形)になっているのです。

 

 

例文ではtheseを使いましたが、仮にこれがthoseであれば、

「あれらのペンを買った」となります。どちらを使ってもOKです。

 

 

そして、this, thatも同じ要領で、this one, that oneという風に使います。

単数形なので、onesではなくoneになっている点に注意してください。

 

I lost a pen, and I bought this one (=this pen).

わたしはペンを失くしたので、このペンを買った。

 

the one, the ones

theとone, onesを組み合わせて使うこともできます。

ラストもうひと踏ん張りなのでがんばってください。

 

“Is this pen yours?”

“No, it isn’t. Mine is the one (=the pen) on the desk.”

 

「このペンは君のもの?」

「いいえ。わたしのは机の上にあるペンです」

 

 

ここで注目してほしいのは、“this pen ≠ the one”というところなんです。

 

 

「このペン君の?」と聞かれて、「わたしのは机の上のペン」と答えているのがこの例文。

つまり、このペン (=this pen)と机の上のペン (=the one)とは全くの別物なんです。

 

ただ、全くの別物ではあるんですが、”pen”という点だけは唯一共通しているんですね。

 

 

「ああ、わたしのはそのペンだよ」と机の上を指さしているわけですが、

何回も”pen, pen!!”と繰り返しては少々くどい。

 

というわけで、”the pen”という表現を使っているんです。

 

 

仮にこれが“this pen = the one”のように全くの同一物であれば、

the oneの代わりにitを使う必要があるんです。

 

なぜなら、全くの同一のものを指すときはitを使わなければいけない、というルールがあるためです。(くどいですが、ここら辺は前回記事を参照してください笑)

 

 

the onesも、the oneと同じ要領です。一応例文です。

“Are these pens yours?”

“No, they aren’t. Mine are the ones (=the pens) on the desk.”

 

「これらのペンは君のもの?」

「いいえ。わたしのは机の上にあるペンです」

 

ここも”these pens ≠ the ones”となっていますね。もしも”these pens = the ones”であれば、themやthey (itの複数形)を使う必要があるのです。the onesの出番はないのです。

 

 

追記:

ちなみに、the oneのみ不可算名詞を指すことが出来ます。超盲点ですね。

 

theがつくということは、同じ種類の名詞同士を比べているわけです。比較するわけなので、可算名詞の性質を帯びてくる…ということのようです。

 

This red wine is better than the one (=the wine) I bought the other day.

このワインは先日私が買ったものよりも良い。

(註:ワインは不可算名詞です。液体は数えられないのです)

 

おわりに

いかがでしたか? パターンは多いですが、一つ一つ理解しながら押さえていけば、案外イケるはずです。

 

そして、これは英語学習全般に通じることなのですが、理解したらあとはひたすら音読し、身体で覚えてしまいましょう。

 

 

英語ってスポーツや楽器の演奏と同じなんです。

 

最初は頭で理解し、それを動作へ移していくわけですが、最終的には条件反射で全てできるようになることを目指す。それが英語学習の近道であり、王道なのです。ぜひぜひ最後は身体で覚えてくださいね。

 

 

なお、今回の記事は主に徹底例解ロイヤル英文法に拠っています。記事を書いていて「あれ、これってこういう説明で大丈夫なんだっけ?」というときは、たいていロイヤルにお世話になっています。

 

文法系の疑問は、たいていこれ一冊で解決します。手元に置いておけば非常に便利なので、まだお持ちでない方にはとてもおススメです。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。それでは!

 


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