こんにちは! 今回はotherwiseについてまとめてみました。
使い方が難しい単語の一つなので、入試でも必須の表現です。
マスターすれば入試はもちろん、表現の幅も広がるので、ぜひぜひ覚えてくださいね。
死ぬほどわかりやすく解説します。
otherwiseの意味まとめ
otherwiseの意味をまとめてみましょう。品詞に注目するのがポイントです。
<語源>
- other: 別の
- wise: 道、方法(=way)
<副詞>
- 別のやり方で (=in a different way)
- その他の点では (=in every other aspect)
- さもないと (=if not)
<形容詞>
- それとは異なって (叙述用法で使用)
まず、otherwiseの語源が
- other: 他の
- wise: 道、方法(=way)
にあることを確認しましょう。
otherwiseは様々な意味を持つのですが、この語源が頭に入っていると、理解がグッと進みます。
詳しくは、一つずつ例文付きでチェックしていきましょう。
otherwiseの例文
otherwiseの例文です。
副詞①別のやり方で (=in a different way)
まずは、「別のやり方で (=in a different way)」です。
副詞なので動詞を修飾 (説明)している点に注目してください。
She thought otherwise (=in a different way).
(彼女は別のやり方で考えた)
副詞②:その他の点では
「その他の点では (=in every other aspect)」です。
これも副詞として機能しています。
The soup was cold, but otherwise (=in every other aspect) the meal was excellent.
(スープは冷たかった。しかしその他の点では、食事は素晴らしかった)
副詞③:さもないと (=if not)
「さもないと (=if not)」です。
これも副詞として機能しています。セミコロン(;)の後のほか、文末でも使用することが出来ます。また、上の方の例文のように、仮定法とセットで使用されることもあります。
He left home ten minutes earlier; otherwise (=if not) he would have missed the train.
(彼は10分早く家を出た。さもなければ、彼は電車を逃していただろう)
Take notes of a lecture. You will forget some of them otherwise (=if not).
(講義のメモを取りなさい。さもなければ、あなたはそのいくつかを忘れてしまうでしょう)
なぜ文末で使用できるかというと、「さもないと」の意味のotherwiseはif notと同じ意味だからです。
下の文を見てもわかる通り、ifのカタマリは文の頭/後ろのどちらにも置くことが出来ますよね。それと同様、otherwiseも文の前方部分、後方部分の持ってきてもOKというわけです。
Take notes of a lecture. You will forget some of them otherwise (=if not).
= Take notes of a lecture; otherwise (=if not)you will forget some of them.
(講義のメモを取りなさい。さもなければ、あなたはそのいくつかを忘れてしまうでしょう)
※下の例を見てもわかる通り、文頭でotherwiseを使う際はセミコロン (;)を使う傾向があります。
形容詞:それとは異なって
「それとは異なって」です。
叙述用法の形容詞として使用されます。叙述用法とは、ざっくり言うとbe動詞の後ろで使われる形容詞のことです。
※叙述用法については、下記の記事で詳しく説明しています。
【意味・用法まとめ】形容詞の叙述用法と限定用法【asleep他】
こちらが例文です。be動詞の後ろで使用されている点に注目してください。
Some are wise and others are otherwise.
(ある者は賢く、またある者は愚かだ = それとは異なる)
orとの違い
orとの違いはよく質問される点ですが、
- orは接続詞
- otherwiseは副詞/形容詞
という品詞の違いがあります。
接続詞は文と文をつなぐことができますが、
副詞/形容詞は文と文をつなぐことができません。
そのため、副詞であるotherwiseは、”~. Otherwise”や”~ ; otherwise”のように、文頭で使う場合は、一度ピリオドかセミコロン(ピリオドよりちょっと弱い区切り)を使う必要があります。
つまり、下記のような文では、厳密に言えばotherwiseではなくorが使われるハズです。
Get up right now, or you will be late for the train.
(いますぐ起きなさい。さもないと電車に遅れるよ)
ただし、下記のotherwiseは副詞であるにもかかわらず、接続詞的に使われる用法が存在します。つまり、上記のorはotherwiseで置き換えて使われることがあります。
Get up right now, otherwise you will be late for the train.
(いますぐ起きなさい。さもないと電車に遅れるよ)
ちなみに、同様の話はhoweverなど他の単語にもあります。下記の記事にまとめてありますので、よろしければお読みくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
紛らわしい単語なので、ぜひ何度も繰り返し読んでマスターしてくださいね。
なお、wise (=way)を語源に持つ単語は意外と多いです。下記の記事でいくつかまとめてみたので、サクッと目を通すと、一気に語彙力がアップすると思います。
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