今回は“re”を接頭辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接頭辞とは、単語の頭に付くものです。単語の意味を大きく変える傾向があります。
“re”で始まる英単語まとめ
“re”には、
- re: ①再び、②後ろ/元に
という2つのイメージがあることを意識してください。
「①再び」に関しては、「replay: ~を再生する、繰り返す、リプレイ」がなじみ深いのではないかと思います。何度も何度も繰り返すイメージを伴う語ですね。
「②後ろ/元に/応酬」に関しては、「return: 戻る、帰る」「receive: ~を受領する」「reply: 返事をする」などがよく見る単語ですね。どれも後ろ方向だったり、元に返すようなイメージを伴う単語です。
いずれにせよ、reは「逆向きの矢印のイメージ」で捉えると理解しやすいと思います。
このように「re: ①再び、②後ろ/元に」というイメージを頭に入れて、下のまとめに目を通してみてくださいね。
ポイント
<再び>
- react: 反応する、対応する(何かに対して再び反応し返すイメージ)
- rebound: はね返る、回復する(再びバウンドするイメージ)
- recover: 回復する
- refine: ~を精製する、精錬する(「fin: 終わり/finish」の意。物事の輪郭(=終わり) を何度も撫でまわすイメージ)
- rebel: 反抗する、謀反を起こす(「bel: 戦争/war」の意。再び争いごとを起こすイメージ)
- reboot: (コンピュータ)を再起動する
- recall: ~を思い出す(再び呼び起こすイメージ)
- recognize: ~を認識する、認める(「cogn: 知る」)
- recollect: ~を思い出す(「collect: 集める」)
- reconstruct: ~を再建する
- recreate: ~に気晴らしをさせる(再び作る(=create)するイメージ。レクレーションは日本語にもなじんでいる)
- recur: 再び起こる(「cur: 走る」の意。物事がコチラに向かって再び走ってくるイメージ。なお、「occur: 発生する」)
- relieve: ~を楽にする、和らげる(「lev: 持ち上げる/lever」)
- remedy: 治療法、改善法
- remember: ~を思い出す
- remind: ~に思い出させる
- reminiscent: ~を思い出させる、しのばせる(ちなみに、reには「思い出す」系の単語が多い)
- replace: ~に取って代わる
- reproduce: ~を複製する、再生する、繁殖させる
- restaurant: レストラン(再び元気にする場所のイメージ)
- restore: ~を元に戻す、復元する
- revise: ~を改定する(「vis: 見る」)
- revive: ~を生き返らせる(「vive: 生きる」)
- revoke: ~を無効にする、取り消す、廃止する(「voke: 呼ぶ」)
- revolution: 革命(「volve: 回る」の意。再び社会が回るイメージ)
<後ろ/元に/応酬>
- recede: 後退する(「cede: 行く」)
- receive: ~を受領する、迎える、受け入れる(「ceive: 取る」の意。後ろの方で取るイメージ)
- reclaim: ~の返還を要求する、~を取り戻す、~を更生させる(「claim: 主張する」)
- recline: もたれる、横たわる(「cline: 曲げる、傾く」の意。後ろに傾くイメージ。リクライニングシート)
- record: ~を記録する
- reduce: ~を減少させる(「duce: 導く」の意。後ろ向きに導いていくイメージ)
- refuse: ~を拒否する(「fuse: 注ぐ」の意。注いでもらった飲み物を相手に注ぎ返してしまうイメージ)
- remote: 遠い(「mote: 動く/motor」)
- resist: ~に反抗する(「sist: 立つ」の意。何かに対して立つイメージ)
- resolve: ~を解決する
- retain: ~を保つ、保持する(「tain: 保つ」)
- return: 戻る(「turn: 曲がる」)
- revenge: 復讐、リベンジ
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
コメント
[…] re (= ①再び、②後ろ/元に) […]
[…] re: 後ろへ […]
[…] reclassify: ~を再分類する(「re: 再び」) […]
[…] ※ちなみに、「re: 再び」、「gn: 知る」ということで、「わかる、認識する」という意味につながっています。 […]