toを含む熟語についてまとめてみました。
150個弱あります。
大学受験はもちろん、各種資格試験、英会話も、toに関する定型表現はこれだけ覚えておけばOKです。
toを使う熟語まとめ一覧
こちらがtoを使う熟語まとめ一覧です。
toが持つ大まかな意味ごとにざっくりわけてあります。
toには、
- 「~に到達する」
- 「 (ある数字) まで」
- 「~に属する、~に伴う、~の」
- 「~に合わせて」
- 「比較」
といった意味があるのですね。
特に、最も基本的な意味は「到達」です。(矢印の先に到達するイメージ)
なお、上のtoの意味一覧を見ても「?」という方は、下記の記事もお読みくださいね。超わかりやすく&さらに詳しくまとめてあります。toはメチャクチャ面白いですよ。
さあ、toが持つ意味をイメージしつつ、一つずつ熟語・定型表現を見ていきましょう!
「~に到達する」
「~に到達する」です。toの最も基本的なイメージで、これと関連する表現が圧倒的に多いです。
- adapt A to B: AをBに順応させる、慣れさせる
- adjust A to B: AをBに適合させる
- add to~: ~を増す (≒increase)
- address oneself to~: ~に話しかける、~に精力を傾ける (address: 話しかける、取り組む)
- adhere to~: ~に固執する、くっつく
- admit A to B: AをBに認める
- agree to~: ~に同意する
- amount to~: ~に等しい
- appeal to~: ~に懇願する
- as to~: ~に関しては (「as: イコール」「to: 到達」なので、イコールの矢印が到達するイメージ。「~に関しては」とある話題に言及することになる)
- in regard to~: ~に関しては
- with regard to~: ~に関しては
- with respect to~: ~に関して
- in relation to~: ~に関して
- resort to~: ~に訴える
- attach A to B: AをBに貼りつける、取りつける
- attend to~: ~に注意する、~の世話をする (attend: 注意を向ける、世話をする)
- attribute A to B: AをBのせいにする
- ascribe A to B: AをBのせいにする
- be attached to~: ~に愛着を持っている (attach: ~を取り付ける)
- be common to~: ~に共通している
- be essential to~ :~ に欠かせない
- be indispensable to~ :~ に欠かせない
- be familiar to~: ~によく知られている (≒「familiar: よく知られた」状態が~に到達している)
- be indifferent to~: ~に無関心である (indifferent: 無関心な、inは「~でない」という意味。「違いがない→違いに無頓着で無関心」)
- be related to~: ~と関係がある
- be subject to~: ~に服従する/影響されやすい/しがちだ (≒「subject: 被験者、題材、科目)など、subjectは「何かをされるもの」というイメージ。「sub: 下」「ject: 投げる」という語源のイメージ)
- be open to~: ~を受けやすい
- be opposed to~: ~に反対である
- as opposed to~: ~と対照的に
- be peculiar to~: ~に特有である
- be susceptible to~: ~の影響を受けやすい、~に感染しやすい
- be sensitive to~: ~に敏感だ
- be welcome to~: ~を自由に使ってよい
- be true to~: ~に忠実である (≒「本当の状態」で~に到達している)
- bring A to B: AをBに痛感させる (≒AをBに持ってきて到達させる)
- bring oneself to~: ~する気になる
- come to: 意識を取り戻す
- come to oneself: まじめにやる、意識を回復する
- come to one’s senses: 正気を取り戻す (sense: 感覚/分別senses: 正気/意識)
- consent to~: ~に同意する
- come down to~: ~に落ちぶれる、~に伝わる
- come home to~: ~に痛切に感じられる
- come close to Ving: もう少しでVしそうになる
- come near (to) Ving: もう少しでVしそうになる (toは省略可)
- come to light: 明るみに出る (≒明るみにくる)
- bring~ to light: ~を明るみに出す (≒~を明るみに持ってくる)
- come to a halt: 止まる
- come to a standstill: 止まる
- come to a stop: 止まる
- come to an end: 止まる
- come to the conclusion that SV-: SV-という結論に達する
- come up to~: ~に応える、~に近づく/匹敵する
- confine A to B: AをBに制限する
- contribute A to B: AをBに捧げる
- devote A to B: AをBに捧げる
- devote oneself to~: ~に専念する
- apply oneself to~: ~に専念する
- apply A to B: AをBに当てはめる
- date back to~: ~へさかのぼる
- do damage to~: ~に害を与える
- do harm to~: ~に害を与える
- do justice to~: ~に害を与える
- do good to~: ~のためになる
- get down to~: ~に本気で取り組む (get: 行く、≒~まで下りて行く)
- get to one’s feet: 立ち上がる (≒自分の足に到達する)
- rise to one’s feet: 立ち上がる (≒自分の足に到達して上がる)
- jump to one’s feet: 飛び上がる (≒自分の足に到達してジャンプする)
- give birth to~: ~を産む、~の原因となる (≒~に誕生を与える)
- give oneself to~: ~に専念する (≒自分自身を~に与える)
- give rise to~: ~を引き起こす (≒~に上がることを与える)
- give way to~: ~に屈する、道を譲る
- go to extremes: 極論に走る
- hand over A to B: AをBに手渡す
- have~ to oneself: ~を独占する (≒~を自分自身で持つ)
- help oneself to~: ~を自由に食べる/飲む
- hold on to~: ~を離さない、~にしがみつく (onは「継続」の意味で使用)
- in addition to~: ~に加えて
- keep to~: ~に従う、~を守る
- lead to~: ~に通じる、~を引き起こす
- live up to~: ~に基づいて行動する、~に応える (≒~に到達しつつ生きる)
- leave A to B: AをBに任せる
- look forward to~: ~を楽しみにする (≒~の前の方を見るほど楽しみ)
- look to~: ~を当てにする、~に頼る
- look up to~: ~を尊敬する (⇔look down on~: ~を見下す)
- next to~: ~の隣に、~の隣の、ほとんど~
- object to~: ~に反対する
- owe A to B: AをBに負っている
- owing to~: ~が原因で、~のために
- due to~: ~が原因で
- thanks to~: ~のおかげで
- pass on A to B: AをBに伝える
- pay attention to~: ~に注意を払う
- pay a visit to~: ~を訪ねる
- point to~: ~を指し示す
- put an end to~: ~を終わらせる
- put down A to B: AをBのせいにする (≒Aという現象の責任をBの上に置く)
- put ~ to use: ~を利用する (≒~を利用することに置く)
- refer to~: ~に言及する (≒話が触れる)
- say hello to~: ~によろしく伝える
- reduce A to B: AをBに減らす、AをBにする (≒AをBという状態まで減らして到達させる)
- remember A to B: AのことをBによろしく伝える (≒AのことをBに届けて思い出させる)
- give one’s best regards to~: ~へよろしく伝える
- see to~: ~に気をつける、~の世話をする
- settle down to~: 落ち着いて~を始める (settle: 落ち着く、下に沈む)
- stand to reason: 当然である
- submit A to B: AをBに提出する
- take to~: ~を好きになる
- take to one’s heels: 逃げる (≒自分のかかとに到達して取る/かかとを見せるので逃げると考える)
- take a liking to~: ~を好きになる
- to one’s surprise: 驚いたことに (≒ある感情に到達)
- to one’s joy: うれしいことに
- to one’s heart content: 心行くまで (content: 満足)
- to the(a) day: 1日もたがわず (≒その日にちょうど到達)
- to the minute: 1分もたがわず (≒その分/時間にちょうど到達)
- to one’s face: ~の面前で (「to your face: あなたの面前で/あなたの目の前で」のように使用)
- to little purpose: ほとんど無駄に (≒目的にほとんど到達しない)
- to no purpose: 全く無駄に (≒目的に全く到達しない)
- to the point: 要領を得て (≒ポイント/要点に到達している)
- to the effect that SV-: SV-という趣旨の
- turn to~: ~に頼る、~次第だ
- turn a deaf ear to~: ~に耳を貸さない (deaf: 耳が聞こえない、≒~へ聞こえない耳を向ける)
- up to date: 最新の (≒今の日付まで到達しているもの)
- yield to~: ~に屈する (yield: 屈する、産出する⇒稲の穂が首を垂れるイメージ)
「 (ある数字) まで」
「 (ある数字) まで」です。
ある数字や程度に到達するイメージです。
- add up to~: 合計~となる
- to a ~ degree: ~の程度 (「to a great degree: かなりの程度/to some degree: ある程度」などの形で使用。ある数値や程度に「到達する」と考える)
- to a ~ extent: ~の程度
- to the best of one’s~: ~の及ぶ限り
- up to~: ~に達して (「~次第で」という意味もあり)
「~に属する、~に伴う、~の」
「~に属する、~に伴う、~の」です。
あるモノに到達したあと、そこにくっついていれば、所属などの意味を持つようになりますね。
- be married to~: ~と結婚している
- be engaged to~: ~と婚約している
- cling to~: ~に固執する、~にくっつく
- stick to~: ~に固執する、~にくっつく
- keep ~ to oneself: ~を人に話さないでおく (≒~を自分自身に所属させたままにする)
「合わせて」
「合わせて」です。
到達した後、それとくっつき続けているイメージです。くっついた先が動けば、それに合わせて動くことになりますね。
(”She danced to the music. 彼女は音楽に合わせて踊った”のような形でも使われます)
- apply to~: ~に当てはまる
- conform to~: ~に従う、~に順応する
「比較」
「比較」です。AとBという二つのモノを比べるとき、AとBを横に並べて比べますよね。
「AとBを横に並べる⇒AをBの横に到達させる」というイメージです。
- according to~: ~によれば、~に応じて
- be contrary to~: ~に反している
- 名詞 to the contrary: (直前の名詞を修飾して) 名詞とは逆に (“She did something to the contrary. 彼女は逆のことをした”)
- be equal to~: ~に等しい
- be equivalent to~: ~に等しい
- be second to none: 誰にも劣らない、右に出る者はいない (≒誰と比べても二番目にならない)
- be similar to~: ~と同じ (≒~と比較しても同じ)
- be akin to~: ~と同じ (akin: 同種の、同類の)
- be appropriate to~: ~にふさわしい (≒~と比べてappropriateだ、appropriate: 適切な)
- be identical to~: ~と等しい
- be inferior to~: ~よりも劣っている
- be superior to~: ~よりも優れている
- compare A to B: AをBにたとえる、AをBと比べる (withの使用も可)
- compared to~: ~と比べて
- correspond to~: ~に相当する、~と一致する
- in proportion to~: ~に比例して (「proportion: 比率」なので「~の比率と比べて」)
- prefer A to B: AをBよりも好む
- prior to~: ~より前に
- ten to one: 十中八九 (≒1に対して10の確率で)
おわりに
いかがでしたか? 前置詞という切り口で考えると、英語の世界がグッと広がり楽しいですよ!
当ブログでも前置詞関連の記事はたくさんアップしていますので、興味があればぜひお読みくださいね。
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