今回は不定詞to Vと同格になる主な名詞をまとめてみたいと思います。
実はコレ、ある程度法則があるのです。
不定詞to Vが持つある意味に着目すれば、丸暗記から脱することが出来ますよ。
早速見ていきましょう!
不定詞to Vと同格になる主な名詞まとめ
不定詞to Vと同格になる主な名詞のまとめです。
全て後ろにto Vの形を取り、直前の名詞の内容をイコールで説明しています(「Vするという名詞」という意味になることが多い)になります。
- ability: 能力
- anxiety: 熱望
- attempt: 試み
- courage: 勇気
- curiosity: 好奇心
- decision: 決定
- desire: 願望
- determination: 決心
- eagerness: 熱望
- effort: 努力
- failure: できないこと(例:the failure to meet the goal 目標達成できないこと)
- honor: 光栄
- intention: 意図
- misfortune: 不幸
- patience: 我慢強さ(例:the patience to get through difficulties 困難を切り抜ける我慢強さ)
- permission: 許可
- plan: 計画
- promise: 約束
- proposal: 提案
- right: 権利
- refusal: 拒否(例:his refusal to pay 支払い拒否)
- willingness: 自発的にすること/意志(例:willingness to lean 進んで学ぼうという意志)
- wish: 願望
同格のto Vは、「Vするという名詞」という和訳でほぼ対応できます。
「直前の名詞 = to Vのカタマリ」と考えれば名詞用法、「to Vのカタマリが直前の名詞を修飾している」と考えれば形容詞用法になります。
どちらの解釈でもOKです。
ただ、ネガティブな名詞(「failure: できないこと」など)が直前にくる場合、単純に「Vするという名詞」という訳だけで対応できないこともあります。
(例:「failure to meet the goal: 目標を達成するという失敗」と、ややおかしな日本語になる)
その場合、failure to Vを「failure: できないこと = to meet the goal: 目標を達成する」と考えてみましょう。
「failure: できないこと」の内容がイコールでto V以下で説明されていると考えれば、「目標達成できないこと」という正しい和訳に行き着くことが出来ます。
不定詞to Vと同格になる名詞の覚え方
上記で挙げたような名詞が、不定詞to Vと同格になりやすいです。なんでもかんでも同格のto Vの形をとって良いわけではないのですね。
とても覚えられないよ…
大丈夫、丸暗記する必要はありません。
不定詞to Vが持つ未来志向の意味に注目してください。
“He went to Kyoto.”という表現からもわかる通り、toはどこかへ向かい、到着するイメージですよね。つまり、矢印が未来に伸びているんです。
このことから、to Vの部分に来ている表現が全て「その時点から見てこれからやること/未来にやること」になっている点に注目してください。
どういうこと?
たとえば「attempt: 試み」という単語で見てみましょう。
例えば、「his attempt to get the fortune: その財産を手に入れようという彼の試み」というように使用されますが、attemptとto getの間の時系列の関係に注目です。
「attempt: 試み」を企てた時点では、「to get: 手に入れる」というto Vの部分の行為はまだ実現されていませんよね。これから行う動作であるわけです。
to V以下が「これからVする」という意味を帯びやすいのだ、という目で先ほどのまとめを改めて見てください。
「バチバチ!」と、一気に理解が進むはずです。
- ability: 能力
- anxiety: 熱望
- attempt: 試み
- courage: 勇気
- curiosity: 好奇心
- decision: 決定
- desire: 願望
- determination: 決心
- eagerness: 熱望
- effort: 努力
- failure: できないこと(例:the failure to meet the goal 目標達成できないこと)
- honor: 光栄
- intention: 意図
- misfortune: 不幸
- patience: 我慢強さ(例:the patience to get through difficulties 困難を切り抜ける我慢強さ)
- permission: 許可
- plan: 計画
- promise: 約束
- proposal: 提案
- right: 権利
- refusal: 拒否(例:his refusal to pay 支払い拒否)
- willingness: 自発的にすること/意志(例:willingness to lean 進んで学ぼうという意志)
- wish: 願望
おわりに
いかがでしたか? 中身を理解すると、一気に知識がつながりとても楽しいですね。
なお、今回の関連で、
- 前置詞toが持つ深い意味
- SVO to V型の動詞
も一気に学ぶとさらに知識がつながります。
もしよろしければ、下記の記事をご覧くださいね。
【不定詞と動名詞】forget to V / forget Vingの意味と違いとは
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