今回は“us, ut”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“us, ut”を含む英単語まとめ
us, utには、
- us, ut: 使用する(use)
というイメージがあることを意識してください。
「use: ①使用、②~を使用する」は語源通りのイメージですね。
なお、語尾の発音には注意が必要です。名詞として使われる場合は/s/、どうしてして使われる場合は/z/と発音します(あえてカタカナ表記をすると「ス」、「ズ」です)。
また、「usual: いつもの」も、「いつも使っている」というイメージから連想できると思います。
上記のように、「us, ut: 使用する」というイメージを意識しつつ、下記の単語に目を通してみてくださいね。
- use: ①使用、②~を使用する
- usage: 語法、使い方(「age: 単語を名詞化」)
- used: ①~に慣れている、②中古の
- useable / usable: 使用できる、使用に適した(「able: 可能」)
- useful: 有用な(「ful: 単語を形容詞化」)
- usefully: 有効に、役に立つように(「ly: 単語を副詞化」)
- usefulness: 役に立つこと(「ness: 単語を名詞化」)
- useless: 役に立たない、無駄な(「less: 否定」)
- usefulness: 無用、無益(「ness: 単語を名詞化」)
- uselessly: 無駄に、無益に(「ly: 単語を副詞化」)
- usual: いつもの、通例の(「al: 単語を形容詞化」)
- usually: 普通は、通例、いつもは(「ly: 単語を副詞化」)
- usurp: ~を不法に占有する、暴力で入手する
- usury: 高利貸し
- utensil: 用具、器具
- utility: 公共接尾、公共事業、有用、実用性(「ty: 単語を名詞化」)
- utilize: ~を利用する(「ize: 単語を動詞化」)
- utilization: 利用すること(「ion: 単語を名詞化」)
- utilizable: 利用できる(「able: 可能」)
- abuse: ①悪用、乱用、②~を悪用する、乱用する(「ab: 離れて」)
- abuser: 虐待する人、乱用者(「er: ~する人/モノ」)
- abusive: 口ぎたない、無礼な、暴力的な(「ive: 単語を形容詞化」)
- abusively: 口ぎたなく、虐待して
- abusiveness: 悪用、暴力的であること、態度や言葉が悪いこと(「ness: 単語を名詞化」)
- disabuse: ~を解放する、~の迷いを解く(「dis: 否定」)
- disuse: 不使用、廃止(「dis: 否定」)
- disused: すたれた、もはや使われなくなった
- misuse: ①誤用、悪用、乱用、②~を誤用する、悪用する、乱用する(「mis: 誤って」)
- peruse: ~を熟読する、精読する、精査する(「per: 完全に」)
- perusal: 通読、精読、精査(「al: 単語を名詞化」)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabularyは全て英語での記述となりますが、記述がかなり充実していて、英語が比較的平易なので読みやすいです。なるほどと思わせる記述も多いです。
Merriam-Webster’s Vocabulary Builderも英語での記述ですが、やはり充実しています。英語が少し難しいので、中~上級者用でしょう。
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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