【本質理解】前置詞atのコアイメージ/意味まとめ -例文付

前置詞

 

今回紹介するのは前置詞atです。

 

一体どのような意味・イメージを持っているのでしょう?

 

図入りでわかりやすく説明します!

 

5分程度でサクッと読めますよ!

 

前置詞atのコアイメージ/意味まとめ

まずはatのコアイメージを押さえておきましょう。

 

atは「点を示すイメージ」と考えてください。

 

物理的にも時間的にも、比較的狭い一点を指すのです。

 

 

図で説明すると下記の通りです。

 

atのイメージを捉えたところで、atの主な用法を確認してみましょう。

 

atの意味まとめ
  1. 「~の一点で」
  2. 「~を狙って(目標、標的)」
  3. 「従事、状態」
  4. 「(価格、距離、速度などが)~で」
  5. 「原因、理由」

 

前置詞atの例文

前置詞atの例文は下記のとおりです。atのイメージと一緒に、具体的な意味を捉えていきましょう!

 

「~の一点で」

まずは一番基本となる訳からいきましょう。

 

「~の一点で、~で」と訳すパターンです。

 

 

下の例文の場合、狭い場所を点のイメージで指しています。

I purchased it at the shop.

(わたしはそれをその店で買った)

 

「~を狙って(目標、標的)」

狭い場所に銃や矢などを向け、「~を狙って(目標、標的)」という意味にもなります。

 

 

例文はコチラです。

The police aimed their guns at the robber.

(警察は銃を強盗に向けた)

 

She hammered at the door.

(彼女はドアをドンドン叩いた ≒ ドアを狙ってこぶしをドンドン打ちつける)

 

He threw a stone at a dog.

(彼は石を犬に向かって投げた)

 

「従事、状態」

心をある一点に向けると、「従事、状態」の意味になります。

 

心が何かに「従事している状態」というわけですね。

 

 

John is at table.

(ジョンは食事中だ ≒ テーブルにいるという状態)

John is at work.

(ジョンは仕事中だ ≒ 仕事に従事している)

 

 

なお、”at ○○”で状態を表す表現はある程度パターンが決まっており、よく使われるのは下記の表現です。

 

“at ○○”で状態を表す表現まとめ
  • at play: 遊んでいる
  • at rest: 休息中で
  • at sea: 航海中で
  • at table: 食事中で
  • at war: 戦争中で
  • at work: 仕事中で

 

「(価格、距離、速度などが)~で」

価格や距離など、変動するもののある一点を指せば、

「(価格、距離、速度などが)~で」という意味にもなります。

 

 

She bought the apple at 200 yen.

(彼女はそのリンゴを200円で買った ≒ 値段が変動する中、200円という価格の時点で買った)

 

She drove at 200 kilometers an hour.

(彼女は時速200キロで運転した)

* “a/an~”で「~につき」という意味になります。つまり「一時間につき200キロ⇒時速200キロ」

 

「原因、理由」

一点を示すことから、「~に接して喜ぶ」のように感情の原因となる接点を表し、

「原因、理由」という意味になることもあります。

 

She was pleased at his success.

(彼女は彼の成功を喜んだ ≒ 彼の成功が原因で喜んだ)

 

おわりに

atは点!

 

このイメージがつかめていると、様々な表現を理解しやすくなります。atに限らず、前置詞はイメージでつかむクセを付けてくださいね!

 

 

なお、前置詞についてもっと知りたいという方は、当ブログの前置詞カテゴリーの記事イメージで比べてわかる 前置詞使い分けBOOK一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)が大まかなイメージを理解するのに役に立つと思います。

 

 

 

 

特に、一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)前置詞以外の英文法の事項も新鮮な観点(かつイメージに残りやすい本質的な記述)で説明してくれているので、お持ちでない方は手元に一冊置いておくと英語学習がとても楽しくなると思います。

 

 

また、前置詞の観点から英語の熟語をひたすらまとめた解体英熟語 改訂第2版もおすすめです。Z会からの出版で、一応大学受験用ということになってはいますが、大人にとっても普通に役立ちます。というか、役立ちすぎるくらい情報量が豊富&わかりやすいです。

 

巻末に各前置詞をおおざっぱにまとめた簡単な説明が載っていますが、それがとてもわかりやすく、正直その説明のためだけでもこれを一冊買う価値があります。

 

 

前置詞は奥が深いので、ぜひぜひ上記の書籍に目を通してみてくださいね。見える世界がガラッと変わると思います。

 

コメント

  1. […] 参考:【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  2. […] 参考:【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  3. […] 【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  4. […] 参考記事①:【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  5. […] 参考:【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  6. […] 【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  7. […] 【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  8. […] 【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  9. […] 【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]

  10. […] 【本質から理解!】前置詞atのイメージとは […]